
先日、『急に具合が悪くなる』を観て来ました。
10日ほど前のNHKの放送で、長塚京三さんのインタビューがあり、181cmの長身に管理された細身の佇まい、ダークスーツにホワイトのシャツとタイがあまりに素敵で、そしてソルボンヌ6年間のフランス語、19日からのこの映画を観ようと思っていました。
長塚京三さんのことはずっと知っていますけれど、こんなに素敵に歳を重ねられるなんて(!)はにかむような静かな物腰と、深く、演じることとその人生を愛する姿が心に残りました。
映画は、きっと好みが分かれると思います。私は、母のホーム入居10か月間で現実を知り、身内の中でも意見が分かれて、私はホームの施設長さんと仲良くなって…いろいろなことがありました。映画に出てくるマリー=ルーの気持ちも解るし現実も知っている、そんな想いがあるなか、映画はまるで、お芝居を観ているかのようでした。
介護の経験をされたかた、まだ未経験のかた、従事者のかた、それぞれの立場で、観る気持ちが変わるのではと思います。みなが求める、自然の延長のようなユートピア。
パリ郊外と言われる南仏のような町と、真里の故郷である京都。懐かしくて、愛おしくて切なくて。
でも、夕方18時にzoomの予定があって、そのことのインパクトが強くて、急いで帰途に着いて、映画のことはあまりにも自然に消えていきました。
問題提起というよりも、それがこの作品の本来の姿なのではと思いました。










