数日前のこと、お買い物に行きました。
ふだんから外に出掛ける仕事をしていないうえにトレンドにはあまり関心がないこともあり、買い物というと本当に切羽詰まって「買わなければ」ということになります。
その日に買ったのは、インナーとジャケットでした。ジャケットは黒の3シーズン着られるウールのテーラード。若干丈が長めなのがヨーロッパ仕様で気に入りました。35年くらい前の学生時代からトラッドが大好きで、ポール・スチュアートやナカガワという店でツイードのジャケットを買って学校に通っていて、そのままの流れで就職活動をしました。当時はいまとは違って就活と言うと明るいネイビーのスーツがお約束でしたけれど、私はひとりグレイを着たり厚手の黒を着たりしていました。当時から、ひとと同じがいやなあまのじゃくだったようです。
PTAの役員もなんとかこなし母親業も終えて、もう硬い服は着ないと思っていたのに、ヨーロッパに行くとジャケットが必要になりました。ノーカラーも好きですけれど、やっぱり黒のテーラードの迫力は独特です。日が落ちてからカットソーやシンプルなブラウスにパールと一緒に羽織るだけでワンランクアップするディナータイムの女性を何度目にしたことでしょう。
買ったジャケットはごく普通のセレクトショップのものでしたが、仕立ては丁寧でした。裏地の色がコバルトブルーで面白いと思って、帰って見たら、イタリア製の生地でした(笑)やはり敵いません、イタリアものには。
写真は、ミラノのガッレリアにて。
短いと思っていた二月は、やっぱりあっという間にすぎて行きます。
少し前からお伝えしておりますように、LeJは本日から3月20日頃までお休みを頂戴します。
渡航回数が増えるにしたがい準備に要する日数は減って来ているはずなのですけれど、今回は先にロンドンへ行き、それから南下してイタリアに行くため、約10℃の温度差があるなかどのように衣類の調整をするかと、パッキングに頭を悩ませています。毎回、ほんとうにほっとするのは、飛行機に乗り込んでからかもしれません。
しかしながら、このようにお客さまや生徒さんにご理解・ご協力をいただき、日程の調整やご連絡もすべてスムーズに終えて発てることをとてもありがたく思います。
実はまだ、私の都合により、帰国日の便を変更する可能性があります。そのため、サイトは3月20日頃に再開しますとお知らせしています。いつものように、diaryはインターネット接続環境が整っている時には渡航中も更新したいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日はとっても慌ただしい日。
体調第一とあって、マスクをして眠っていたここ数日。暑かったらしい朝にはマスクは取れていて、ちょうどよかった日にはマスクはついたままという、分かりやすい朝でした。
朝方に降ったらしい雪やみぞれは止み、溜まっていた用事を一日で片付けようと、初台・新宿・渋谷と移動ばかりでした。この週末はどこにも出掛けずパッキングを一気に済ませられるように。
写真は、ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』がある、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。発つ前にこの壁画を観られるようにと毎日チケットのサイトを見て、ホテルにも相談のメールを書いては「本人にしか申し込みが出来ない。ツアーに参加すれば観られる」との解答があり、それでも諦めずにサイトにアクセスし続け、ついにチケットを入手して行ったのでした。さらにもう一度観ておきたかったので、入場の際にチケット売り場で「明日のチケットを買えますか?」と聞くと、「ええ、何時頃がよい?」との答えに、さすがのイタリア!と思ったものでした。
今のところ、フランスでもイタリアでも大きなトラブルやスリなどの経験はなし。今回も心して行こうと思います。
さて、私が発つ頃には、春がやって来そうです。
冷たい風が吹き抜ける、一年でもっとも寒さを感じるころ。
ニュースを見てもあたたかな気持ちになるものはあまりないようです。それでも、春は確実にやって来るので、いまはそっとそれを待ちたいと思います。
レッスンはきのうまでで日程を終えました。LeJは今週土曜日27日より、お休みを頂戴いたします。
きょうもあたたかくしてお休みください。
日中は10℃の曇り空。
急にチューリップやパンジーの鮮やかさが来るとびっくりするけれど、春の気配のグレイを纏ったような花に惹かれます。
少し前にいつものお花屋さんの前を通ると、少し変わったいろのチューリップやヒヤシンスやムスカリなどの花が、店内への小径を作っているかのようでした。
早く、重いコートやダウンコートがいらない日がやってきますように。
曇り空がつづいて、暖かな冬が本当にあったことを忘れてしまいそうです。
ゆっくりながらも少しずつ、春支度。
画像は、リナシェンテ百貨店屋上のカフェから眺める、夜のドゥオーモ。ミラノの写真の終わりです。
ミラノの写真を整理しました。
あらためて思うことは、文化を大切にする気持ち。修復には莫大な手間や費用がかかるけれど、自国の文化を守ることや街の景観を計画しながら保存していくことはやはり大切です。
四方をぐるりと自然光と大理石で囲まれたこのガッレリアでは穏やかな光が周り、すべての女性が美しく見えるのでした。
今日のリングは左からバロックパール、グリーンオパール、そしてアクアマリン。
下の画像の右端には、アゲート。少し大人っぽくてシックで、シルバーによく映えます。
セットの仕方が少しずつ違います。リングのアームから立体的に飛び出すようにしたり、ホールの大きさにゆとりがあれば二度ワイヤーを通してさらに丈夫にしたり、透明な天然石に光が入るようにセットしたりと工夫します。太いワイヤーを使うと力仕事そのもの、腱鞘炎になりそうです。それでも、作り終えたあとの愛着はひとしおのようで、生徒さんの目がきらきらします。
ジャストフィットできちんと着けるよりも、少し大きめのサイズで左手の中指や人差し指に思い切って着けてみるのがおすすめ。小さな素材のリングと一緒に着けてコーディネートも楽しめます。
オリジナルの、とっておきのすてきな時間です。
大粒のバロックパールとガーネット。
好きな天然石のひとつです。バロックパールは慈しみを抱いているようでそして華やか、ガーネットには大人の色気とあまさを感じます。シルキーなパールに合わせてテクスチャーのある太めのワイヤーを選びました。ガーネットにも同じ素材のゴールド色を。
ふだんはネイルを塗っても作業ですぐにはがれてしまうので塗りませんけれど、海外に出掛けたらブラッディレッドのネイルを塗って、リングも大粒のものをしています。
指先のおしゃれは楽しくて本人の意外性が出て、それを好きな天然石で手作り出来るなんて、とってもすてきなことです。
レッスンではいま、基本的な内容を終えてつぎのステップに進まれた生徒さんがたとリングを作っています。
LeJで使う天然石は、ちょっとめずらしいもの。インクルージョンやイリデッセンス、シラーやモスそしてニュアンスのあるカットなど、私が10年間ちかくに渡って集めている個性のあるものを使って作ります。
最初にホワイトボードにラフなスケッチを描いて実際に私が作り、ある程度のところで生徒さんにも作り始めていただきます。その様子を私がじっと見ていると生徒さんが緊張されるので(笑)、私も一緒にサンプルになりそうなものを作りながら、生徒さんの手元をさりげなく見ています。無心になって作っていらっしゃる生徒さんは、とっても楽しそうで美しいと思います。
工具もワイヤーも、そして天然石のワイヤー使いも、基本的なかたちの制作以外はアドリブ的な要素が多くなります。ちょっと編み物に似ているかもしれません。写真の素材は、左からガーネット・ペルーアマゾナイト・アクアマリン・ブラウンアゲート・グリーンオパール・バロックパールなど。
写真のリングはいろいろなバラエティのワイヤーを天然石に合わせて選んだもので、私が作ったサンプルです。帰国したら、商品にするために、あらたにカテゴリを設けて制作しようと思っています。
LeJの天然石がお好きなかたに、楽しみにお待ちいただければと思います。
また、ご家庭の事情などでレッスンを離れていらっしゃる生徒さんも、ゆとりが出来てご都合がよくなられましたら、ぜひレッスンにいらしてください。お待ちしています。
春の花が並び始めました。
この季節には、それぞれの店やデザイナーさんのセンスがはっきり出るので、見ていると心が華やぎます。抑えた色調のなかになにかを伝えてくれるような花が好きです。
春はもうすぐ。だけれど、からだは冷えがちなのであたたかく。
湿度30%台のからから陽気。北風も冷たい日。
昨年の春に引っ越しをしてから、まだ丸一年が経っていません。だからこの一番寒い日にどの部屋がどうなるのか、どのくらい寒くなるのかを見ています。見ているのはなぜかと言うと、大掃除が苦手だから。苦手ならどうするのかと言うと、毎日出来るだけきれいに暮らします。
あまり外気がきれいだとは思わないので、洗濯物は室内に。でも日中は部屋を広くすごしたいので、夜入浴前に洗って眠る前に室内に干すようになりました。なんと、朝にはすっかり乾いています。どうしてこんなに室内が乾いているのだろうと真剣に考えてみたところ、サッシが二重になっていて結露がないので、部屋に湿気が溜まらないのだと分かりました。毎日の暮らしは科学と同じです。
私のdiaryは、他愛のないことがほとんど。でも、それをいつか読み返したときに、自分なりに参考になることがどれほど多いことでしょう。なにかをリンクしたりそれを引用して誰かやものごとを批判したりすることは実に簡単だけれど、些細なことでも自分のことばで紡ぐ。そんなことを自分なりに考え、繰り返しながらすごしています。
明日もよいお天気。朝も冷えそうです。
写真は、フィレンツェのボーボリ公園にて。

































