9月末からの京都のことをdiaryに書こうとしていたのですが、それからまたすぐに関西に行く用事ができてしまい、東京に帰ってようやく落ち着いたところです。
春から母が施設で暮らし始め、今度は実家を始末することになりました。身内の、各々の思惑はさまざま。一週間しかない間に行かなければならなくなり、急遽また新幹線で出掛けました。
叔父宅にも立ち寄り、そこから実家と母の施設にも行って一日の乗り換えは9回、帰りはふらふらになり京都で降りて、ひと息ついて帰りました。ホテルに着いたのは夜9時近かったので、近くにある店で茄子をとろとろに煮たおうどんと天ぷらの盛り合わせに梅酒を3杯もいただきました。スタッフの女性が優しい方だったのですが、思わず、お昼ご飯を食べる時間がなかったことと実家のこともおしゃべりしてしまい、あぁこんな場所がある幸せを思いました。
母はずいぶんと着道楽で、私が小学校から帰ると、よく玄関で呉服屋さんが反物を広げていました。その頃の着物はよく覚えていて、ショールや草履に至るまで記憶にあるのですけれど、そのほかにも、母自身がもう分からなくなってしまった贅沢な身の回りのものなどを思うと切なくなります。
いつまでも自分だけで抱えているのではなくて、譲れる身内や行き先を考えて生かしてあげることも大切です。そして、手元にあるものを生かしていくことも、あらためて考えました。
ライフステージやライフスタイルの大きな変化です。毎日、できることを少しずつでも心を込めてしていこうと思います。
今日は14度の雨の一日で、片付けが終わったあといろいろなことを考えた日でした。











