文化出版局ミセス誌6月号、P176あたりです。
私が好きな料理研究家のかたは何人かいますけれど、そのうちの一人の有元葉子さん。イタリア↔東京↔信州の、三つの家を行ったり来たりで過ごしていらっしゃるそうです。「一人の時間と、誰かと過ごす時間を両方楽しむために」という特集。このページは、イタリアのお家のキッチンでのものです。
色が溢れていないから、かえって、なにが写っているんだろうと見たくなります。私の家もそうで、リビングはくつろぐための生成りと白、制作する部屋は落ち着いたブラウン系、寝室はくすんだピンクあたりでまとまっています。ある程度は意識していますけれど、この色と決めてそうなったわけではありません。
Instagramを見ていると色が氾濫していて、目がちかちかします(笑)きっと、私がいつも見るPCとモバイルとは表現が違うからでしょう。だから、自分の写真を載せたら逃げるようにページから帰って来ます。フォローしてくださっているかたの写真は、時間を決めて拝見しています。
本当にいろいろな画像がありますけれど、オリジナリティのある写真にはやっぱり心に届くものがあります。最初にそのスタイリングや設定で撮ったひとがいて、おそらくは、その写真に憧れたひとは参考にしてがんばっているのでしょう。たとえば花と、お茶やお料理とのスタイリング。日本人はとても繊細な神経を持っていて、花粉が散るからテーブル上の花は控えめにとかルールがありますけれど、海外では花びらを散らせたりとまったく気にしない。その辺りは面白いと思います。
一発勝負の雑誌のフォトグラファーはすごいです。そんなことを思って、一ヶ月ごとに雑誌を整理。もう7月号が並んでいます。












