20160723madamemitsuno

12日に、NHKBSの『プレミアムカフェ』という番組で料理研究家の栗原はるみさんの特集を見ていました。

5年前の放送の再放送で、当時栗原さんが64才になり「ずっと同じことをがんばって来たけれど、いま一度前に進むために、最先端の仕事をしてみたい」と思って、ロンドンにあるミシュランの星付きフレンチレストランに修行に行くという内容でした。また、60才から英語を話せるよう学ばれていて、日常会話には困らないほどになっていらっしゃいました。栗原さんのファンでもあるのでなにげなく録画をしていましたが、以来、繰り返しその内容を見ています。気持ちがよいのです。とくに「がんばる」わけではないけれど、その場にずーっといることに疑問を感じるのは素敵なことです。

レストランでは、30才代のシェフたちが14人いて戦場のような忙しさ。23年間のキャリアのプライドは捨てて、そのシェフたちに教えを請います。レシピに頼らずクリエイティブに料理を創るというのが、レストランのオーナーシェフのポリシーでした。そのなかで栗原さんが数日間を経ていろいろなことを学んだり感じたり、終わったあとには満たされた涙がありました。文章にするとうまく伝わらないのですけれど、心からいいなと思いました。二時間ほどの番組を繰り返し見てしまうのは、もの作りの素晴らしさという、同じことを感じるからです。

写真はかなり前に撮ったもので、光野 桃さんの講座に出掛けたときの、ご著書やリーフレット、そして私のメモです。diaryに載せるために書いたものではないので走り書きですけれど、素敵だと思う年上の女性からはしっかり学びたいと思いました。

50才代は、ひとつの分かれ道かも知れません。体力はゆっくりながらも確実に下降線に向かいますけれど、経験や学びは同じように確実に増えていきます。疲れたときや気持ちが元気じゃないときには前者が出て来て、その逆のときには、後者が力になって出て来ます。私はとてもわがままでマイペースなので、それで周囲に迷惑をかけないようにと、いつもひやひやします(笑)

予報によると、しばらくの間は雨が続きそうです。明日は降る前に出掛けて、美味しい食材を買っておこうと思います。

みなさまには、よい連休でありますように。

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