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bordeaux

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自宅が仕事場である私にとって、居心地がよいことはとても大切です。

それはゴージャスな家具がほしいとか広い部屋がほしいというわけなのではなくて、ただ単に私がくつろげる場所であればよいのです。椅子もクッションも食器も、ひとつひとつ気に入るものと出会うまで待ちます。今使っているのはモロッコのバブーシュでクッション性がまったくないので、厚底のスリッパに買い換えたいのですけれど、これと言ったものが見つからないので、もう一ヶ月も我慢しています。でも、好きでしていることなので、苦になりません。このテーブルのことも以前diaryで書きましたけれど、自分で白いペンキを塗りました。

写真は、一枚目のネイビーと生成り色の90cm角のクッションに45cm角のクッションを買い足すために、iPhoneに入れていたもの。これをボローニャの店で見せて、「小さなクッションのカバー、何色がよいかアドバイスください」とお願いしたところ、スタッフが3人も集まってきて侃々諤々。他の家具やリネンの色なども、全部話しました。30分くらい掛かって選んだのが、二枚目のボルドーでした。ネイビー+生成り+ボルドーはぴったりです。ボルドーは英語でbordeaux、イタリア語ではbordòと書いて、やはりボルドーと発音するのでした。

スタッフの男性がまずこのbordòを選び、逆に私が持っているネイビーと生成りとをつなぐ色として選んだのが、このマロンでした。ボルドーとマロンを合わせるのはちょっと厳しいけれど、ネイビー+生成りにマロンが入ると、一気にヨーロッパの配色になります。このあたりの選択は任せるに限ると思いました。

行った店はこのブランドのボローニャの本店で、私が最初にこのブランドと出会ったのは数年前の日本で、カーテンや大きなクッションを買ったのはパリ支店でした。そんな話をするととても喜んでくれて、カーテンの話やパリのテロ現場に近いパリ支店のことや当時会ったスタッフのことなどいろいろ、盛り上がったのでした。

前回、一枚だけ買ったラグももう一枚買い足しました。買い物を終えてタクシー乗り場はあっちだよと教えてくれた頃には、すっかり親しくなっていました。ボローニャはそんな、すてきな街でした。

というわけで、制作から頭を切り換えると、こんなささやかな椅子で少しくつろいでから眠っています。

さて、明日も快晴の予報。嬉しいものです!

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