お盆休みが明けて、帰省やご旅行からお帰りになった方が多いことと思います。
Facebookでも、8月はヴァカンスの時期で現地の人がいなくなることが分かっていても、この時期にしかお休みを取りづらいかたはたくさんいらして、発つひとや帰るひとがいっぱいのようでした。
私にはお盆休みはまったく関係がないので、ほとんどテニスの試合を観て静かに過ごしていました。また、そろそろ秋のくだものが出回る時期でもあって、梨や桃や巨峰やいちじくが美味しくなって来て、季節の移ろいを楽しんでいます。
毎週月曜日には大手のスーパーの店先におじさんが新鮮なお野菜やくだものの店を開くので、必ず開店と同時に行くことにしています。だから、スーパーの店内のものはまったく売れていません。それでもおじさんのお店のものは二時間くらいで売り切れてしまうので、スーパーは困らないのでしょう。今日は買って帰ったくだもののなかで、いちじくと桃があまりに美味しそうだったので、すぐに食べてしまいました。くだものはからだを冷やすし果糖も多いながら、ビタミンが摂れたりお菓子も買わないのでよいことにしています。
さて、観ていたテニスの試合。錦織選手のことは残念ながらも、プレー中の様子を見ていて、本人になにかが起こっていることは容易に想像出来ました。7時間間隔くらいのライヴを観ているこちらが疲れるくらいなので、プレーしている本人のからだの調整が難しいのは当然のこと。その前の、4時間近く遅れた準々決勝の試合でプレーしていたジョコヴィッチ選手にもかなりの疲労があった様子なのですけれど、今日のような決勝の試合をするには、なにか一つ上のレベルにいることが求められるのでしょう。このようなアスリートからは、団体競技とはまた違った魅力が感じられて、とても好きです。
また、ひとつ違う目で見ているのが、選手の持つ国民性や心理面です。とくに春の全仏オープンテニスの際にパリにいたことで、東洋の選手がいかに常々アウェーのなかで闘っているのかをよく知りました。それは、テニスが西洋発祥のスポーツだから。相手国のプレーヤーがミスをするたびに会場中が拍手をしたり煽ったり、相手の劣勢で盛り上がりウエービングをするなど、日本ではまず考えられないことでしょう。この辺り、仕方のないこととはいえラテンの特徴だなと思います。でも、もちろんラテン民族のおおらかさは大好きです。
それでも、スポーツはやはり勝たなくては。一流アスリートの心理や試合運びは、まるで人生そのものを凝縮しているかのようです。
気温が下がりながらも蒸す日々。今日もエアコンをつけて眠ります。さて、お盆の間はちょっと考えるところがあってFacebookからのリンクをお休みしていましたが、再開します。
写真は、パリ、ブローニュのルイ・ヴィトン財団にて。滞在一ヶ月のなかで目にした、最高にいちばん美しかったスタッフの女性。エキゾチシズムを感じさせる佇まいで、どんな国の血が混ざり合っているのだろうかと見とれました。











