今年の残りがあと10日というところ、実は今年はとくにすることがなくなりました。
賀状は投函し終えて、掃除はとくに汚れもなく、あとはお料理くらいでしょうか。でも、今年は30日に帰って来る家族と軽くおせちを用意するくらいで、すぐにワインやチーズやチキンにパテなど、フレンチに切り替えようと思っています。そのための食材を少しずつ集めて来ているところです。
廊下の収納を開けて見回して、写真の整理に思いきりはまってしまいました。私の写真好きは父からの影響で、父は私が幼い頃から膨大な量の写真を撮っており、それを自宅の暗室で現像しました。そして、写真は大量のアルバムにいっぱいになって、収納場所を独占しているのでした。アルバムにべったりと貼り付いた写真は、どうも早いうちに剥がしたほうが良さそうです。そうなると、親子で伝染した、今度は私が撮った子供達の写真も同じようにいっぱいなのでした。
整理に一日を費やすなかでしみじみ思ったのは、父と母は、今の時代から思うと、とてつもなくお洒落だったということです。母は完璧なコンサバで、まるで若き日のヘプバーンのようです。ただ、デザイナーはジバンシーではなくごく普通のオーダーのものか、祖母が仕立てたもの。
写真は、父が写った1970年の千里万博の時のもの。父は当時39才だったことになります。ごく普通のジャケットとパンツですけれど、この一枚だけではなくて、写真に撮っても一見して仕立ての良さそうな、テーラーのものばかり写っています。自営の父は仕事から戻ると自分でプレッサーにズボンを挟み、ジャケットをブラッシングしてハンガーに掛け、シャツは毎週日曜日に自分でクリーニング屋さんに持って行き、糊の具合を指示していました。私は毎週それに付き合わされて育ったので、よく覚えています。靴磨きも自分でしていました。
写真整理の一日は、めくるめく刺激の日でもありました。今日が、新月と冬至が重なる、19年に一度の朔旦(さくたん)冬至だったからかも知れません。











