201202paris-877

個人的にとても慌ただしかった10月も、今日で終わり。レッスンもしばらくお休みに入ります。

また、LeJは明日よりお休みを頂戴します。フランスに発つ日まであと数日あるのですが、 diary を読んで下さっている皆さまも気掛かりでいらしたように、ニュースが気になる日々を過ごして来ました。

感染症にまつわる国際情勢については、ずっと監視して来ました。一番心配なのは、自国の今後です。戦後、まるで赤ちゃんのように無防備に歴史を刻んでいるこの国で、危機管理能力については心細いことこの上ないと思いますけれど、化学の分野では抜きん出ている国でもありますからそれを具体的なアクションに結びつける態勢が整って来ればと思います。

今回、私がこの問題を観ていて思ったことがあります。日々少しでもニュースを自身の目で追って見ていれば、いくらでも正しい情報を得られるこの時代、それをせずSNSなどでセンセーショナルに誇張した記事を不用意にシェアしたりコメントしたりする人が少なからずいることでした。このようなとき、知性とは、とても大切なものだと思います。そして、知性は人生を豊かにして、身を守るものにもなります。

さて、11月に入るとクリスマスの足音が聞こえて来ます。温かな空気に満ちた一ヶ月の始まりでありますように。今月もお疲れさまでした。

写真は、パリのヴォージュ広場にて。