今日の関東地方は小雨まじり。気温は30℃を下回ったものの、湿度が90%もあったので、エアコンをつけたままでした。
ここのところ、アクセサリーをいろいろ考えています。少しずつ季節をシフトしたいとも思いながら、LeJが今までお届けして来たアクセサリーを考えて、コーディネートして頂けたらと思ったりもします。何度もご購入下さるお客さまもずいぶん増えて、お出掛けにはほとんどLeJのものをと書いて下さる方もたくさん。そんなお声を直接聞かせて頂けるのは、一人でいるからこそだと、いつも思います。
長い間には、嬉しいことや幸せなことと同じように、ふっと胸が苦しくなるような出来事ももちろんあります。賑やかな場所が似合わない私には、どこかいつも心のなかに静かな湖を持っているようなところがあって、強い風に湖面が波立つ時にはそっと一人で静かにそれを受け止め、風が雲と一緒に流れてゆくのを待ちます。いろいろな方法を試してみたけれど、どうもそれが一番良い方法で自分には似合っているし、結果としてもそのほうが良い事に気づきました。
心のなかの碧色をした湖がそう思わせるのか、自然のなかを歩くことは何よりも好きです。パリを歩いていても、セーヌ川の川面を静かに見ていたり、リュクサンブール公園の大きな木の下を歩いたり、ロワールの中世から続く森を歩いている時がこの上なく幸せでした。
4枚の写真は、その森で見つけた松かさ。日本では見ないくらいの大きさで、友人が見つけて拾い、私に渡してくれました。縦は14cmあって、幅は10cm。最後の画像は私の左手に乗せたものですけれど、手のひらからはみ出すほどの大きさです。それを大切に持ち帰って洗うと、松かさは水分を吸ってちゃんと一度すべてを閉じて、乾くと再びこのように開くのでした。とても硬くて丈夫、まるでお守りのようです。部屋の印象を決めている、アンティークの大きな鏡の前に置いています。
昨夏のフランスでは貝殻、今年はこれが一番大切なものになりました。自然は良いですね。大好きです。














