いつものように夕食のあと公園を歩いていると、濃厚な夜ならではの金木犀の香りがそこかしこに満ちみちているのを感じます。まるで、その香りに包まれているかのようです。

風がある日も無風の日も、オリエンタルな香りだけが照明の中に漂っていて、妖艶ささえ感じます。本来は小さなオレンジ色が可憐な花を咲かせる木ですけれど、視覚から除くと、ものはなんて違ったものを伝えて来るものかしらと思います。

そんな香りのなかで、その日一日にあったことを無意識に思い出したり、そうだわ帰ったらあのことをしておかないとなどと思いつくこともあります。今日思ったのは、することが順調そうに(見えるように)進んでいる時やいわゆる気分の良い時ほど、心して慎ましく過ごさなければということでした。雑に扱ったり気を抜いたりすると、幸せの女神さまはすぐに気づいて、どこかにいなくなってしまいます。

今日は朝から外に出て一日ずっとでした。よく眠りたいと思います。

ONLINE STORE
LEJ HOMEPAGE