文化出版局のミセス誌が、4月号をもって休刊しました。
私と同い年の1961年創刊、60年間の歴史のなか40年間ちかく手に取って読んで来ました。今はただ、お疲れさまと長い間ありがとうという気持ちです。
ファッションはもとより、日々の暮らしを愉しむことやしつらい、アートや旅、お料理、その時代に生きる魅力溢れる人などいろいろなことを教えてくれた雑誌です。いつも変わらぬ品格をもった誌面作りや美しいビジュアルなど、ほかにはないものをたくさん持った唯一無二の存在でした。ゆっくり読む心のゆとりがなくて数ヶ月間山積みにしたこともありましたし、最新号が出たらすぐに前の号から気に入ったページのみを切り取ってファイリング、その量は膨大になってカテゴリー別に集めていました。休刊になることを知らずにいましたけれど、今年の一月号からは読み応えを感じて保管していました。そして遡って一年間分を手元に置いておくことにしました。
最終号はカバーから本当に心華やぐ美しさで、最後までじっくり読みたくなる内容です。お料理のページも一切気を抜くことなく纏められていて嬉しいかぎり。さみしさでいっぱいですけれど、すべてのものごとは決して永遠ではないことを教えてくれてもいます。
diaryにも何度も登場した誌面作りでした。ありがとうの感謝を込めて、今日は書いてみました。