NHK『あてなよる「正月時代劇SP “漬けで呑(の)む”」』のあと、同じNHKで【正月時代劇】ライジング若冲「天才かく覚醒せり」という番組を観ました。
若冲は今から20年くらい前に京都での展覧で観たのが最初で、それからもあちこちで観て来ました。絵師としてどのような人物だったのか分からなかったのですけれど、このドラマによって理解出来るようになりました。そのあとで『あてなよる』に出演していらした中村七之助さんと永山瑛太さんのお人柄がよく分かり、そちらもまたたっぷりと楽しめました。いま、お二人くらいの年代のかたに、とても魅力があるかたが多いと感じます。
ドラマのほうのHPを見てみると、
(衣装デザイン・大塚 満 談)
まず、今回の『ライジング若冲』というドラマは、物語の中にたくさんの絵画が出てくるので、着物には柄を入れないようにしようと思いました。そして、それぞれの役柄はもちろん、演者さんご本人に似合う色や生地の素材でキャラクターの特徴が出せればと思い、衣装を形造っていきました。(原文ママ)
とあり、BS4Kの美しさを4Kのテレビで堪能出来る作品でした。若冲役には淡い色遣いの紬を、大典には監督からの依頼によって「風を感じさせるように」、本来はお坊さんには使わないシルク素材を用いたとのこと。そのような流れが『あてなよる』にも漂っていて、いつもになく大原千鶴さんの華やいだお声が印象的で楽しめた放送でした。
マンションのソメイヨシノは日々葉を落とし始めていて、私の家のバルコニーにもその葉が降って来てこんもりと溜まって来ました。このお正月は特別なものになっていて楽しんでいます。