本屋さんによく行きます。

住宅街にはあまりないので出掛けた用事のときに本屋さんのことを気に留めておいて立ち寄ります。デジタルだとそんな必要もないのですけれども、紙の感触やモニタを離れた自分の空間も好きなので、本を買います。

マガジンハウスのPremium 特別編集誌のP30、『やってよかった、ひとり旅。』こんな特集がありました。筆者は写真家の市橋織江さん。プラハにお出掛けになったときのことを書いておられました。

今年は海外に出られないことを残念に思ったこともありましたけれど、そうなって初めて気づいたことがありました。それは心のなかに無意識に残していた心象風景や思い出、そのときの一瞬の記憶や街の匂いや色、調べたことで得た知識などが少しずつ積み重ねられていたもので、振り返るとかぎりなく愛おしいものが無形の財産になっています。そのことに気づけたことが驚きでもあり、今年一年でいちばん大切にしたいものになりました。

今年も残すところあと5日。

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