長く使っている一眼レフカメラのメンテナンスのために、久しぶりに銀座へ出掛けました。

このカメラは15年ほども使い続けていてすでに修理期間が終了しています。でも画像に写るほどの埃がレンズと本体との両方に入っていてなんとかしなければならなくなりました。旅先での撮影に使っているのであちこちぶつけたり温度差の激しいところで写したりとかなり乱暴な状態にも置いたのですが、トラブルもなく私のパートナーになっています。

メンテナンスをしていただく2時間の間に、ふとニコンサロンで荒井俊明さんの写真展が催されていることに気づいてお邪魔しました。一枚ずつの作品のこと、お住まいの京都・福知山のこと、昨今のカメラ事情のことなどお話をご本人から伺うことが出来て、作品に宿る生命力と柔らかなお人柄に触れて心に刺激を受けました。FBでお友達になっていただいたので、京都を訪れた際にはまたお目に掛かれそうです。荒井さんと写っている写真の鹿は川で絶命直後。でもまだ命があるかのような美しくて儚い生命力が写真から伝わって来ます。写真展のタイトルは『カムナビ』。神奈備と書いて、御霊代(みたましろ)を擁した領域のこと。

今日のメンテナンス料はカメラ本体とレンズともに2,200円(!)行ってよかったと思います。TOD’Sのウインドウの惚れ惚れするコート。

やはり、動く社会に触れていなければとしみじみ思った日でした。

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