今日はひとつの区切りの日でした。
私が大切に思っているかたから、何年も前に素敵ですねと言ったものを覚えてくださっていてプレゼントしていただきました。大切に持ち帰りそれはおそらく一生の宝ものになりました。
思えばここ2年か3年くらいの間にだんだんと「うーん、なんだかこれでよいのだろうか」と言う思いをつよくして引っ越しの作業に取り掛かってから、周りのすべてが変わりました。周りが変わったと言うよりも私自身が変わったのかもしれません。
私は若い頃に仕事のために缶詰めになってみっちりと日本語とビジネスのトレーニングを受けたことがあって、以来日本語をとても大切にしています。このdiaryも書いてから読み返しさらになにかの折りによく読み返すこともあって、てにをはを変えたり助詞や句読点の位置を変えることもしょっちゅうあります。格好もたしかに考えるけれどそれは自分自身のため、なぜなら言ったことや書いたこと行ったことは理屈抜きに自分に返って来るからです。
周りが変わったと感じるのは、私のことを大切にしてくださるかたが増えたからだと思います。長く生きているといつなにが起こるか分からないから、日々の自分の行いを大切にしなければとしみじみ思います。大切にしているという自覚があるから、ひとのことや評価はあまり気になりません。日々ストレスのない暮らしをするのは得意、ストレスがあると分かっていても出来るだけ意識せずその時が来るまで横に置いておくのが得意なのだと思います。そして時が来たら全力フルスピードで解決へと取り組みます。
11月に渡欧を予定して予約していたのですが、チケットが16日に航空会社のキャンセル無料期間に入ったので取り消しをしました。ホテルも3箇所すべてキャンセルとリコンファームを済ませて気持ちも整理出来ました。もう、一人で行く旅行は終わりです。そして重いカメラを持って行くのも終わり。これからはすべてのスタイルを変えたものになりそうです。
しばらくの間は渡欧が出来なくなったのは私にとってむしろ良かったのだと思います。その間に生活のスタイルを変えて周囲のお付き合いする人たちも変わり、朝の目覚めから眠りにつくまでの暮らしが見事なくらいにそっくり変わりました。遡ればそれは春先の、意識して充実させた自粛期間から始まったようです。いつでもスタンバイ、私のモットーです。
製作を進めながら撮影の方法を模索しています。
写真は、マンションの庭にあるソメイヨシノと秋の空。