新居の鍵をいただいたのでさっそく電気やガスの開栓をして来ました。
こんなに近くへの引っ越しをするのは初めて。本当に便利です。最高気温25℃のちょっと肌寒いくらいの日でしたけれど雨が降らなかったのはとても幸運でした。
真新しい鍵で玄関の扉を開けるとまっすぐに目に飛び込んで来たのはこのシマサルスベリ。この前来たときにはまったく気づかなかったけれど、こんなに愛らしい花を咲かせる木なのでした。心がふわっと和んで、ああこれからはこうして毎朝木々を愛でることが出来るのだと思うと嬉しくなりました。
もう1本の大樹は夏の光と雨を栄養にして枝を伸ばし、バルコニーから手をのばすと届きそうなほどに伸びています。方角が真南を向いているのでどの木もとても元気。お隣の敷地にまで伸びた枝は最近切られたようでした。
今の家もとても便利で好きだけれど、私はずっとずっとこんな木々の緑に憧れていました。自分でクルマを運転出来ていたら毎週どこか自然の中に出掛けていたかもしれません。でもこれからはこのお庭と木々を吹き抜ける風を感じる生活が始まります。
まるで大忙しのやり手営業マンのように一日中鳴り止まなかった私のiPhoneも少し静かになりました。この一連の作業が終わったらお祝いをしてくれる人がたくさんいます。なんて幸せなことでしょう。私はとても怖がりなので、今のこの状況のなか東京で誰かとお食事に出かける勇気もないけれど、ともかくもう少しの間は専念してこのままがんばります。
そうして、待っていてくれる大切な人たちに報告をしたいと思います。