まったくの趣味として陶芸を10年間学んでいたこともあって、『スカーレット』も真剣に観ています(笑)

登場人物がとても多いのでちゃんと観ていないと混乱して来ますけれど、ときにほっとするキャラクターの人が登場して。草間さんや大久保さん、そして慶及川さんなど。大久保さんがお重を抱えて戸棚に隠れながらにこっと「ひさしぶりやな」と微笑むところでは思わず涙しました。

でも、だんだんと朝ドラの枠にはまらない流れになって来て、喜美子と八郎夫婦がだめになっていくところを見るのはつらい。7回目の穴窯での窯焼きが迫り、二人が別れてその後という予告も間近。朝のほんわかした暖かなドラマだけでは終わらない様相を呈して来ました。

男性と女性がすべてを分かり合うのはとても難しいことだけれど、そしてアーティスト同士の個性がぶつかり合うのも悩ましいことだけれど、違うからこそ違うものとして割り切り認め合って諦め、そして受け入れ共存出来たら。そんな風に思って見ています。

手捻りでも轆轤でも、穴窯や登り窯がほしくなるのは自然なこと。私が20才代の頃に教わった教室はビルのなかにあって電気窯で焼いていましたけれど、その後公害のもととなると問題になって閉鎖されました。先生のご自宅には電気窯とガス窯があって、その先生は絵付けがお得意な磁器のかただったので、絵付けにも興味が湧きました。それから韓国や台湾の焼き物を見たくなって友達を誘って旅行。彼女はなんと、その後陶芸を始めて、さらにいま自分で焼き物のお店を開いています。そして私はさらにお茶のお稽古で素晴らしいお道具に出会い、完全に石の世界にのめり込みました。

私の『石』好きのルーツは、実はここから。ヨーロッパに行っても、実は世界遺産よりも道ばたの大理石の標識や宿泊する施設の設えなどを見ては感動しています。

何度か出て来ている不思議な写真、実はガウディの建築物の一部です。

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