今日も少しイタリアのことを書きます。
このdiaryは、本来はLeJとお客さまとのコミュニケーションのために書き始めたのですけれど、作り手として、これもLeJの小さな世界観としてお伝え出来ればと思います。
なにかで読んだのですが、どうしてブログを書くのかと言うと、それは私もまったく同じだと思いました。日々、日常でも旅行先でも膨大な量の情報が入って来ます。そのなかで、あるかたちとして残しておきたいこと、誰が読んでも分かる内容であること、そして何よりも大切なことは、作り手として考えたり感じたりしたことをお客さまにお伝えしたいのです。もっとはっきり書いてしまうと、LeJのアクセサリーは、こんな日々のひとつひとつから生まれていますということです。ですから、写真はアートではなく記録、空気感が伝わることを目的として、少し引いて(後ろに下がって)撮ったり録ったりするようにしています。特別な撮影スキルは必要なく静かにモニタからなにかが伝わって来るような、そんなdiaryを目指しています。
今回は、ロンドンにいる友人に会うこととイタリアをもう少し詳しく見て、イタリアのヴェネツィアでヴェネツィアングラスを素材として見に行きたいと思いました。今から思うと、もっともっと上手に時間を使うことが出来なかったかと思うことばかりです。それだけ、この街はハートが独りでに彷徨い始めるようなところでした。
一枚目の画像にあるPrimaは一等車という意味で、車内のインテリアが素敵なので買いましたが、数ヶ月前だったので割安でした。三枚目は、フィレンツェの駅で列車を待つ間に撮ったもの。後ろ姿は女性のように見えますけれど、男性です。185cm以上はありそうな体格で、顔はとてもとても小さい。身に付けていたものすべてが印象的で、慌ててiPhoneを取り出して撮りました。パリやロンドン、ミラノ、ローマとたくさんの大都市に行きますけれど、フィレンツェで見る人が一番お洒落だと思っています。
そうして、帰って来て作っているものは、シンプルなアクセサリーが多くなっています。地味なものを作っているのではなくてもっと自分なりのなにかが見えている、きっと神経がとても立っているのだと思います。それを写真で表現出来ていることを願いながら、日々diaryを綴っています。
最近、生徒さんに「LeJは、少し違うものを作りたいのですよ」と、度々口にしていることに気づきます。これからも日々考えながら、丁寧にアクセサリーを作ります。