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とてもゆっくりだけれど、春のかほりがようやくして来ました。重いコートをぬいで、スプリングコートに身を包みたくなります。

季節が変わってコーディネートが変わって来ても、やはり無意識に手に取るのは丁寧なつくりがなされたもの。そこに宿る独特な安心感のようなものは、少し色あせたり手触りが変わって来てもさらに愛おしさがまして来ます。

そんなつくりを見たいなと思い、この頃はイタリアに惹かれています。でも、フランスの状態がまた落ち着いて来た頃には自然に足が向いていることでしょう。まだほとんど手つかずの昨年のフィレンツェの写真は、間もなくの渡航で区別がつかないものになってしまいそうですけれども、それはよしとしましょう。

フィレンツェの日曜日の朝。サンスピリト広場でのアンティーク市に向かって歩いていたら、この犬を連れたご家族に出会いました。あまりに美しい犬なのでお願いして撮らせていただいたもの。大型犬なのに、とってもシャイ。そして、首輪は「これぞイタリア」。

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