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フランスを西へ南へと移動した一ヶ月。 そろそろ、あとの日程をどのように使うかをちゃんと考えなくてはいけない時期になりました。

昨日はあまりに歩いたので朝寝坊したいと思ったのですけれど、ルーヴル美術館のサモトラケのニケの修復が終わっていることもあり、そのうえに今日は土曜日。行くのならば開館と同時の9時には着かなければと思い、ベッドから飛び出して大急ぎでパンだけかじって出掛けました。

サモトラケのニケは、フランス語表記で “Victoire de Samothrace”。ダリュの階段の踊り場に、まさに船出をするように翼を広げています。修復を終えた姿は白さが戻ってより柔らかさが際立っていました。

私は、こういう撮影をする場合には、ある程度の待つ時間が必要だと思っています。また、待っていれば必ず「そのとき」がやって来るもので、それは、団体が通り過ぎた直後や入り口の状態が一時停止したときや、或いは、撮りたいと言う思いを感じてカメラの前に空間を作ってくれるひと、つまり少し立ち止まって横切るのを待ってくれる人のおかげだったりします。ありがたいものです。撮ったあとには、お礼を言います。

また、世界中からひとが集まる場所なので、国民性がよく分かります。二人で来ても、彫像にくっついて自撮り棒でただ写真を撮るだけで通りすぎる国のひと、二人で一緒に作品を観て会話をするひと、いろいろです。写真も、押しのけて撮るひともいれば譲り合うひともいます。文化に対する敬愛や尊厳の気持ちも関係していそうです。

二枚目の写真は、私が入館してから一時間後くらいのもの。そのさらに一時間後くらいには、歩くのもたいへんなくらいの人出になっていました。入館から二時間半、喉もからからになったのでそのままゆっくり帰って来ました。

ミュージアムパスも買っていないしチケットは定価で買いましたけれど、サモトラケのニケを撮れたのでじゅうぶんです。 今日のdiaryには覚え書き程度の加工なしの写真を載せて、いつかは、私がどれほどこの彫像が好きなのかを少し書けたらと思います。さて、撮りたかったのはこんな写真でした。私にとっては神さまからの贈り物、ギフトです。

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パリは、今日も真っ青な空に白い雲がうかぶ、良いお天気でした。